誤報に踊らされるひとびと
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作成日時 : 2010/08/20 23:53
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情報に振り回されるひとたちがいるらしい。
たとえば、こんなひとたち。
駒野選手の母に謝らせた…誤情報炎上、批判殺到すぐ修正
サッカー・ワールドカップ(W杯)日本代表のパラグアイ戦で「TBSの番組が、PKを失敗した駒野友一選手の母親にインタビューして謝罪させた」という情報が一時、インターネット上を飛び交った。「思いやりがない」という批判が殺到したが、実はこれは誤った情報だった。投稿者たちも気づき、すぐに修正された。
ネット上で取り上げられたのは、6月30日朝に放送されたTBSの番組「みのもんたの朝ズバッ!」。和歌山市内で観戦していた駒野選手の母親が試合終了後、報道各社の取材に「みなさんに申し訳ないです」「よくここまで頑張ったと言ってあげたい」と話した映像を流した。
しかしネットの投稿サイト「ツイッター」や「2ちゃんねる」では番組終了前後から、「TBSが母親を引きずり出して謝罪させた」という形で情報が広がった。実際はインタビューしていないのに、司会のみのさんが「PK外しちゃったね」「日本国民みんながっかりしているよ」と駒野選手の母親に問いかけているような架空のやりとりまでネットに登場。「つらい思いをしている人に追い打ちをかけるのか」「怒りを覚える」という批判がネット上の一部で相次いだ。
ただし30日午後には、番組内容を確認した人らから、「誤解がある」「これはデマだ」という指摘が広がりはじめ、批判も次第に縮小。逆に誤情報を広げ、批判していた投稿者からは、「事実関係を確認せず、すいませんでした」との書き込みが続いた。
駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部の山口浩・准教授は「数時間で収まり、たいした騒ぎにはならなかった。しかし、誤解が完全には修正されず、被害や迷惑が広がる可能性もある。多くの人が情報の送り手側になったが、ネット上の情報が正確なものかどうか気をつける意識が必要だ」と指摘する。(井上裕一)
(『朝日新聞WEBサイト・2010年7月3日8時30分』から)
情報を修正するのもネット情報だったという。
もうひとつ取り上げておきたいニュースがある。
サッカーW杯南アフリカ大会でのことだ。
北朝鮮がW杯の映像を無断で放映していたという報道があった。
だが、その報道はただちに修正された。
北朝鮮のW杯放送、実は合法的映像だった
【ソウル=前田泰広】韓国の公共放送KBSは15日、北朝鮮の朝鮮中央テレビがサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の試合を録画放送したことに関連し、北朝鮮が国際サッカー連盟(FIFA)から合法的に映像を受け取っていたと報じた。
アジア太平洋放送連合(ABU)が明らかにした。
朝鮮半島全域の放映権を持つ韓国のテレビ局SBSは「無断放送だ」と指摘していたが、ABUがFIFAとの間で北朝鮮など貧しい国向けの中継を行うことで合意していたという。
朝鮮中央テレビは、14日夜は、韓国がギリシャに快勝した試合を放送した。
(2010年6月15日23時15分 読売新聞)
このニュースにも、安易に興奮した連中がいたことだろう。
興奮した連中はその後、自分たちの態度をどう反省したのだろうか?
おそらく反省も検証も吟味もしていないにちがいない。
ここでわたしたちが考えなければならないことは、何だろうか?
それは、興奮する連中は決して「公共」のためには興奮していない、
ということだ。
私的感情のみで動いているということだ。
パレスチナで市民が虐殺されても彼らは興奮しない。
イラクやアフガニスタンで市民が殺されても彼らは興奮しない。
政治家が靖国神社に参拝しても、彼らは抗議の声をあげない。
彼らがどのようなニュースに興奮し、憤慨するのかを見てみると、
日本人の知的レベルがよく見えてくる。
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