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zoom RSS 『完訳グリム童話集』全7巻(ちくま文庫)@

<<   作成日時 : 2010/05/22 06:29   >>

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『グリム童話』は誰もが知っている。

でも、すべて読んだひとはあまりいないのではなかろうか?

『聖書』も有名だが、すべて読んだひとは少ないだろう。

『ドン・キホーテ』も有名だが、最後まで読み通したひとは少ないだろう。

よく知られているのに実際にすべて読んだひとは少ない。

そういう本が世の中にはたくさんある。

難解ではないはずの『グリム童話』も、そのひとつだろう。


  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


『グリム童話』は、19世紀にグリム兄弟が編んだものである。

全部で200の話が集められている。

正確には「201」なのだが、番号は「200」までとなっている。

「151」が2つあるのである。

グリム兄弟は「きり」のいい数字でまとめたかったのだろうか?

実際に読み通してみて分かったのだが、
似通った話がいくつかあったり、
尻切れで終わっているようなものもあったり、
何が言いたいのかよく分からないものもあったりする。

差別的なところもあるし、ロマンティックなところもある。

語り継がれていくうちに混ざっていったものもあるようだ。

ある話で使われていた「なぞかけ」が別の話でも登場する、
といったことが見られるからだ。

きょうは全7巻の日本語訳のうち、第1巻を紹介しよう。


  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


第1巻の目次はつぎのようになっている。

(1)蛙の王さま/(2)猫とねずみのとも暮らし/(3)マリアの子/(4)こわがることを習いに出かけた男の話/(5)狼と7匹の子やぎ/(6)忠義なヨハネス/(7)うまい取り引き/(8)風変わりな旅歩きの音楽家/(9)12人の兄弟/(10)ならずもの/(11)兄と妹/(12)ラプンツェル/(13)森のなかの3人の小人/(14)3人の糸紡ぎ女/(15)ヘンゼルとグレーテル/(16)3枚の蛇の葉/(17)白い蛇/(18)わらと炭とそらまめ/(19)漁師とおかみさんの話/(20)勇ましいちびの仕立て屋


「蛙の王さま」や「ヘンゼルとグレーテル」などは、よく知られているだろう。

あと、「狼と7匹の子やぎ」を覚えているひともいるのではないか?

母親のやぎに、留守番を言いつけられた7匹の子やぎのお話だ。


  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


母親は、「狼には気をつけなさいね」と言って出かけました。

子やぎたちは、「安心して」と母やぎを見送りました。

それからまもなく、誰かが家の戸を叩きました。

「あけておくれ、お母さんだよ」

でもその声がしわがれていたので、子やぎたちにはすぐに狼だと分かりました。

そこで狼は、近くのお店で石灰のかたまりを買い、
それをかじって声をなめらかにしました。

「あけておくれ、お母さんだよ」

子やぎが窓からのぞくと、黒い足が見えました。

「あけるもんか。お母さんの足は、おまえの足みたいに黒くないぞ」

子やぎたちは狼の正体を見破りました。

狼はこんどは粉屋へ行き、足に白い粉をかけてもらいました。

ふたたび狼はやぎの家へ来ると、こう言いました。

「お母さんが帰ってきましたよ、あけておくれ」

「足を見せておくれ」

と子やぎが言うと、

狼は白い足を見せました。

それを見た子やぎは、お母さんだと思って戸をあけてしまいました。

すると、狼が襲ってきました。


  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


ざっとこんな感じ。

まだこの先も物語はつづくのだが、紹介はここまで。

「ああ、これ知っている!」というひとは多いのではないだろうか?

これもグリム童話集に収録されている。










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