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zoom RSS 『闇の子供たち』★☆☆☆☆

<<   作成日時 : 2010/01/25 11:25   >>

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「衝撃の問題作」と言われる作品。

タイでは、児童買春が行なわれている。

西洋人や日本人が、おのれの欲望を満たすために子供たちを買う。

現地在住ジャーナリスト(江口洋介)が児童買春の取材をすすめると、
闇ルートで臓器売買が行なわれているという情報に突き当たった。

子供の臓器を買っていたのは、日本人だった。

本来ジャーナリズムがもっと取材するべき問題なのだが、
どういうわけか日本のメディアはこうした問題を無視している。

その意味で、監督がこの問題に挑んだ意欲は評価したい。

しかし、映画としての出来栄えはどうか?

惨憺たる出来である。

では、監督の意図は評価してよいのかどうか?

「臓器移植ネットワーク」がこの作品に協力していることを考えると、
別の意味でも「問題作」と言えるだろう。

タイではなく、日本で子供の臓器移植ができるようにすべきだ、
というメッセージが作品から見えてくるからである。

だが、移植のために殺されるタイの子供がかわいそうなら、
移植のために殺される日本の子供だってかわいそうなはずだ。

もうひとつ大いに気になったのが、出演者たちのコメントだ。

舞台挨拶などで彼らの口から出てくる言葉は、
とてもこの問題と向き合ってきたひとたちとは思えないものばかり。

いかにも「日本人的」で「無難」なコメント。

「闇」は相当に深い。

出演 江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡ほか

(監督:阪本順治/2008年日本)

※ Special Thanks to Kさん。






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰をしております、船頭です。
この作品は一度見ました。
最近、やっと原作を一年以上掛かって読み終えまして、再度観てみようと思っていた所です。
映画は、かなり原作をアレンジしてあります。
特にラストの方は、問題をはぐらかしかねない程に原作と掛け離れていたように記憶しております。
船頭
2010/01/25 23:10
◆船頭さま

ご無沙汰してます。

そうですか、原作とは異なるところがあるのですね。ラストシーンはわたしがもっとも耐えられなくなった部分のひとつでした。
影丸
2010/02/14 12:06

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