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zoom RSS 高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書)E

<<   作成日時 : 2009/06/13 05:41   >>

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靖国神社は、日本の伝統文化などではない。

靖国神社は、戦争神社として近代化の過程で設置された洗脳装置である。

また、靖国問題を国家間の対立問題としてのみ捉えるのも正しくない。

靖国神社を批判しているのは、アジア諸国のひとびとだけではない。

日本人のなかにも批判しているひとはたくさんいるからだ。

自民党総裁から首相になった人物に、石橋湛山というひとがいる。

彼は敗戦直後、靖国神社を廃止せよと主張していた。

殊に大東亜戦争の戦没将兵を永く護国の英雄として崇敬し、其の武功を讃える事は我が国の国際的立場に於て許さるべきや否や。(228頁)


かつての自民党総裁でさえ、このように主張していたのである。

しかし、靖国神社は現在も残っている。

最後に高橋哲哉は、次のようにまとめている。

「靖国問題」の解決は、次のような方向で図られるべきである。
一、政教分離を徹底することによって、「国家機関」としての靖国神社を名実ともに廃止すること。首相や天皇の参拝など国家と神社の癒着を完全に絶つこと。
一、靖国神社の信教の自由を保障するのは当然であるが、合祀取り下げを求める内外の遺族の要求には靖国神社が応じること。それぞれの仕方で追悼したいという遺族の権利を、自らの信教の自由の名の下に侵害することは許されない。
 この二点が本当に実現すれば、靖国神社は、そこに祀られたいと遺族が望む戦死者だけを祀る一宗教法人として存続することになるだろう。
 そのうえで、
一、近代日本のすべての対外戦争を正戦であったと考える特異な歴史観(遊就館の展示がそれを表現している)は、自由な言論によって克服されるべきである。
一、「第二の靖国」の出現を防ぐには、憲法の「不戦の誓い」を担保する脱軍事化に向けた不断の努力が必要である。(235頁)


靖国神社は、わたしたちの「敵」である。

それは、わたしたちの努力によって解体・廃止されなければならない。









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