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zoom RSS 『4ヶ月、3週と2日』★★★☆☆

<<   作成日時 : 2008/10/14 04:30   >>

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舞台は、チャウシェスク政権末期のルーマニア。

この変わったタイトルが何を意味するのかは、
この映画を観れば分かるようになっている。

劇中、音楽が一切かからない。

ただ静かに登場人物たちの行動をカメラは追うだけだ。

技巧に走らない撮り方は、好感がもてる。

観ていると、ああ何て思慮の浅いひとたちなのだ、
と思わず苛立ちを覚えてしまう場面が多々あるのだが、
若者のこの愚かさには妙なリアリティも感じられる。

卑劣な中年男性も登場する。

この作品を観たひとは、どのような感想をもつのだろうか?

なにしろ魅力的な人物がひとりも登場しないのである。

では、社会主義体制では自由が抑圧されていたのだ、
というメッセージをこの作品から受け取ることは正しいのだろうか?

きっと正しくはない。

それほど単純なことではないからこそ、
この作品はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞できたのだろう。

ホテルの一室のバスルームで、
カメラは「あるもの」をじっと映しつづける。

そこに監督の意思が凝縮しているように思われた。

(監督クリスティアン・ムンジウ/2007年ルーマニア)












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