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zoom RSS 『山椒大夫』★★★★★

<<   作成日時 : 2008/05/04 03:09   >>

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原作は森鴎外の同名小説。この原作は、あまりにも有名なので、多くのひとがきっと読んでいることだろう。

これぞ大傑作。

画面にみなぎる緊張感と情緒、見事な映画である。

山椒大夫に売られた安寿と厨子王。

ここにも、「制度の悲劇」が鮮明に描かれている。

いま思うと、
過日ここに取り上げた『祇園囃子』も★5つにすべきであったが、
この『山椒大夫』は迷うことなく5つ。

溝口を観ていないひとがいるとしたら、それはあまりに不幸なひとである。

故・淀川長治も、かつてこう述べていた。

溝口健二を観ていないということは、恥ずかしいことである。

バチが当たる。

――と。

まだ溝口を知らない、恥ずかしいバチ当たりのひとは、
いますぐ何としてでも溝口を観るべきである。

尚、溝口の助監督を務めていた田中徳三によると、
溝口健二というひとは、キャメラを覗かなかったという。

監督がキャメラを覗かない……。

ちょっと信じがたい話だが、本当だそうだ。

(監督溝口健二/1954年日本)











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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
淀川長治さん、わたし大好きです。テレビであの笑顔を観ると、ほっとしましたね。
さて、観てしまいました。観てしまったぞ。心臓が痛くなりました。うたれ弱いわたしです。
久しぶりに良い映画をみたなーとおもいました。なんで最近は、お金かけて変な映画つくるんでしょう。
サブシルマ
2008/05/16 17:38
◆サブシルマさま

テレビの淀川長治はどんな映画でも褒めると誤解しているひともいるのですが、じつは映画に対して厳しい目をもっていた方だったのですよね。そんな淀川長治が愛していたのが、この溝口健二監督でした。

ご覧になりましたか? そうですか。これぞ映画だ、という感じでしたでしょう。溝口をご覧になったサブシルマさまは、もうバチが当たることはありませんので、ご安心ください。またほかの溝口作品も紹介しますので、ご参考になさってください。
影丸
2008/05/16 18:47

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