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zoom RSS ジョン・ラーべ『南京の真実』(講談社文庫)

<<   作成日時 : 2008/05/18 17:17   >>

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著者のジョン・ラーべは、ドイツの有名な世界的企業ジーメンスの社員だった。

1882年にハンブルクで生まれたドイツ人で、ヒトラー政権下ではナチ党員だった。

日本とナチス・ドイツは当時同盟国であり、
ジョン・ラーべからすると日本人は同盟国の仲間のはずだった。

1931〜1938年まで中国の南京に滞在し、南京支社の責任者となった。

そこで彼は実際に目撃することになる――。

南京でのおぞましい光景を。

日本兵によって繰り返される数々の残虐行為を。

本書は、ラーベが綴った日記である。

日本軍による南京での残虐行為を否定するひとびとよ。

もう世界に恥をさらすのはやめたまえ。

きみたちのしていることは、単なる恥さらしではない。
被害者・遺族に対する、さらには人類に対する破廉恥な暴力なのだ。

ラーベは、南京の現状をただ見ていることはできなかった。

詳細は本書を読んでいただきたい。

あまりに残虐な犯罪を目の当たりにした彼は、
総統ヒトラーに宛てて上申書を送ることにした。

30から10人くらいずつ徒党を組んだ兵士たちが街や安全区を闊歩しはじめました。そして手当たり次第に略奪し、婦女子を暴行しました。それだけではありません、抵抗する者、逃げ出す者、そのほかなんであろうと、癇にさわった者を片端から手にかけたのです。そのさい、大人であろうと子供であろうと見境ありませんでした。下は八歳から上は70歳を越える女性が暴行され、多くはむごたらしく殺されました。局部にビール瓶や竹が突き刺されている女性の死体もありました。これらの犠牲者を私はこの目で見たのです。(360頁)


ナチ党員にとってさえ、日本軍の行為は、獣にも劣るものだった。

日本軍はそんなにひどいことはしていないと言いたがる歴史否定主義者たちは、
同盟国ドイツのナチス党員の証言もウソだと言い張るのだろうか。
















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コメント(4件)

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南京の真実は、戦争を経験した人なら誰でも知っている。日本の歴史修正主義者や右は「なかった」といって、真実を語ろうとする人間を脅して証言させないようにする。汚い。小林よしのりも「じっちゃんを守れ」といって無知の子供達を巻き込んでる。汚い。
うちのおじいちゃんは、戦争に行く前から南京大虐殺の話を聞いていたと話してくれたことがあります。でもこれを証言したら何をされるか分からないから何も言えないとも言っていました。日本は異常です。
サブシルマ
2008/05/24 15:41
◆サブシルマさま

まったくです。小林よしのりのような、倫理のかけらもない破廉恥なひとの汚さには、吐き気を感じるばかりです。もしわたしが被害者・遺族だったら、歴史修正主義者といった連中を「同じ目」にあわせてやりたいと思うでしょう。

サブシルマさまのおじいさまは、戦争体験者なのですね。貴重な証言をわたしたちは語り継いでいかないといけませんね。まさしく日本は異常です。腐りきっています。ドイツのように、歴史修正主義者たちをきちんと処罰する法律をつくる必要があるかもしれませんね。
影丸
2008/05/25 13:06
そうですね。歴史を修正するということは、被害者たちを完全に無視することです。
おじいちゃんの戦争体験は、格好良くもなんともありません。靖国で「戦争を知らない世代に伝えたいこの感動」とHPに書いてありましたが、そんなものありません。兵隊たちは「天皇陛下万歳」と叫んで死んでいったのではなく、本当は「お母さん」と叫びながら死んでいったそうです。戦争に行った多くの人が、あの戦争がどんなに間違いだったかを分かっています。

日本が歴史修正主義者を罰し、被害者・遺族に謝罪し個人賠償をする。そしてあの戦争は侵略戦争であったと全面的に謝罪することがそんなに難しいことなのでしょうか。今のアジア諸国と日本の関係悪化は、他ならぬ日本がこれを拒否し続けてきた結果です。自分たちがいかに恐ろしいことをしたか、それをないがしろにしたままでは何も変わりません。罪を認めること、たった一つのことが被害者・遺族そして駒にされたおじいちゃんにも償いになるのではないでしょうか。
サブシルマ
2008/05/28 13:02
◆サブシルマさま

まったくおっしゃるとおりだと思います。

歴史を勝手に書き換える連中は、また同じことをするでしょう。それだけではありません。彼らは、歴史的事実を闇に葬ろうとしているのですから、実際に戦争犯罪を行なった連中の共犯者と言ってもよいほどです。犯罪は、被害者をこの世から抹殺し、さらにはその記憶まで消し去ろうとすることで、その犯罪を完成させる。だとしたら、歴史修正主義者は、犯罪者の共犯です。

政府はその罪を認めること。そして国民は、責任を果たすように迫りつづけること。これが必要なのですね。日本人の間にももっと運動を広げていかなければいけませんね。わたしはこれからもつづけていきます。
影丸
2008/05/30 20:44

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