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※今回の旅行の写真を掲載しています。 ブログ表紙の右下「アルバム」から入ると、スライドでご覧いただけます。 ◆3月12日(月) 5:20 起床(この時刻だったと思う) 目覚めると、外は一面の雪景色(冒頭の写真は部屋から撮ったもの)。 いよいよ本格的に降ってきたという感じで、気分が盛り上がってくる。 前夜から降りはじめた雪が、ますます強まっている。 地元で生活している人にとっては大雪はたいへんであろうが、 わたしにとってはやっと冬の北国を実感できて、単純にはしゃいでいた。 フロントの人は、この時期にこんな雪が降るのははじめてだ、と言っていた。 このときのわたしは、この日がたいへんな1日になるであろうことをまだ知らなかった。 そして、朝風呂に入ったと思う。 何せ記憶がすでに不確かなもので……。 6:00 ホテルをチェック・アウト 予約してあったタクシーに乗り込み、函館駅へ。 もう「ホテル万惣」には来ることはあるまい。 ホテルで朝食がとれなかったので、朝市で早朝から海鮮丼を食べることにした。 タクシーの運転手に、おすすめの食堂を聞いてみた。 すると、「道南食堂」がよい、と教えてくれた。 よし、そこに行こう。 吹雪のなか、すでに市場は動き出していたが、観光客はいない。 お店のおじさん、おばさんたちに捕まり、蟹を買っていけとすすめられる。 適当にかわして、「道南食堂」を探す。 やや分かりにくい場所にあった。 外からは、開店しているのかどうか、よく分からない。 扉をあけると、すでに営業していた。 どこで情報を得たのか、5名ほどの若いギャルがそろって海鮮丼を食べていた。 店内は、有名人の色紙だらけ。 わたしの座った席の前には、電球に落書きがしてあった。 (おもしろいので写真を撮った、アルバムからご覧いただきたい) わたしは、うに・いくらの「2色丼」を注文。 いやいや、ここのは量もたっぷりあって、よかった。 きのうの昼食もここにすればよかった。 「道南食堂」……おすすめである。 【営業時間】 朝5:00〜昼13:00 【電話番号】 0138(22)3056 7:00 函館発(スーパー白鳥10号) 8:51 青森着 9:25 青森発(快速しもきた)→下北半島へ ここ青森も、きょうは吹雪いている。 「快速しもきた」は、1両編成の小さな列車。 ボタンを押してドアをあける→乗車。 すると、乗客のおじさんに「ドアを閉めてください」と注意される。 閉めるのも自分でするのか。 車内の「閉」ボタンを押す。 空いている。 出発だ。 小さいわりにはけっこうスピードを出す。 吹雪で遠くを見渡すことはできないが、白い世界をひたすら走る。 この列車のおもしろいところは、いちばん前で景色を楽しめることだ。 ご説明しよう。 ふつうの列車は、運転席のうしろに立って、乗客は前方を見るかたちになる。 ところがこの列車は、運転手の横に立つことができる。 わたしがガラス窓に顔を近づけると、運転手よりも前に立っていることになるのだ。 (これも写真を掲載) 電車マニアにはたまらないだろうが、わたしはマニアではなかった。 それでも、しばらくそのまま立っていたくなるほどのよい眺めだ。 途中、時間調整(他の列車と待ち合わせのため)で停車。 ホームでぶるぶる寒さにふるえながらタバコを吸う。 11:00ころ 大湊着(「快速しもきた」の終点) ひとつ手前の「下北」で下車する人が多かった。 そこからなら薬研などへ行くバスが出ているからであろう。 わたしは、大湊で降り、いかにこのあたりに何もないのかを見ようと思った。 駅員に聞いても、このへんは「な〜んにもありません」と言う。 冬なので、「恐山」にも行くことはできない。 とりあえずJRバス(周遊券で乗り放題!)に乗る。 しばらく行くと、海上自衛隊の基地があった。 大湊港は、原子力船「むつ」の母港だったこともあったようだ。 この日は雪景色でさみしさばかりが漂っていたが、 ほんとうは軍事と原子力の町なのかもしれない。 景色を楽しみ、そのままバスで駅に折り返した。 駅近くにラーメン屋があるというので、そこで昼食。 ラーメンと餃子とビールを注文。 味はさしてよくはないのだが、本州北の果てで食べていると思うと感慨深い。 身体も温まった。 駅に戻ると、雪と強風のため、「快速しもきた」は運休との知らせ。 JRバスの代行で、野辺地に向かうことになった。 15:45ころ 野辺地着 16:00すぎ 野辺地発(スーパー白鳥)→三沢へ 列車運休のために、わたしの予定がだいぶくるった。 遅れてでも、とりあえず目的の十和田市に行かなければならない。 16:20ころ 三沢着 ここから、十和田市観光電鉄に乗り換える。 見ると、どうやら車輌は東急電鉄のお古のようだ。 (これにはJRのフリーきっぷは使えない) 17:00ころ 十和田市駅着 トヨタレンタリースの人が迎えに来てくれて、いっしょに車に乗って、 駅から約5分ほどの十和田支店に行った。 手続きを済ませ、白の「ヴィッツ」を借りる。 わたしが目的地が「蔦温泉」であることを告げると、お店の人がものすごく心配した。 地元の人でもこんな吹雪の日は運転しない、と言うのだ。 ましてわたしの行こうとしているところは、八甲田山の麓、山のなかだ。 くれぐれも気をつけてください、と言っていた。 さあ、これから山道に入って、「蔦温泉」を目指すぞ。 17:20ころ トヨタレンタリース十和田市支店を出発 すでに日が沈み、周りは暗くなっていた。 わたしも不安になっていった。 山道に入っていくと道路は完全に真っ白、雪の上を走っている。 アスファルトはまったく見えない。 吹雪はますます強くなっていった。 はじめのうちは、前に車が走っていたので、そのあとをついていけばよかった。 しかし、どんどんほかの車はいなくなり、やがてわたしの車だけになった。 時折強い吹雪がおそう。 もう2〜3m前も見えない状態。 街路灯もなくなった。 外は真っ暗闇。 左側にかろうじてポールが数メートルおきに立っている。 これを頼りにしないと、どこまでが車道なのか、まったく見えない。 ここで崖下に落ちて死にたくない、と慎重に運転する。 くねくねと曲がる山道。 どのくらい走っただろうか。 うっすらと光が見えた。 目的の宿だ。 無事にたどり着くことができた、安堵。 19:00ころ 蔦温泉旅館に到着 山のなかの一軒宿。 木造の古いたたずまいで、ひじょうに趣がある。 本当は先に風呂に入りたかったのだが、時間が遅いということで、 先に食事。 うまい。 鴨鍋、刺身、十和田牛など、豪華な内容で、「ホテル万惣」とは大違い。 ここの食事には大満足だ。 宿の方の応対もとても感じがよい。 食後、ゆっくり入浴。 この時期の、しかも平日とあって、宿泊客は4組ほどしかいなかった。 だから、風呂はほとんど貸切状態。 じつにすばらしい。 部屋に戻って、部屋の灯りを消し、しばし窓からの景色を楽しんだ。 そして、22:30ころには深い眠りに落ちた。 |
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