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zoom RSS 槌田敦『CO2温暖化説は間違っている』(ほたる出版)

<<   作成日時 : 2006/03/14 12:03   >>

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地球温暖化の原因は、二酸化炭素ではない。

これが、著者の主張である。

衝撃的な内容だ。

これまで温暖化の原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスだと言われてきた。

教科書にもそう書いてあるし、わたし自身も学生にそう教えてきた。

しかし、著者によると、それは間違っている、という。

1980年を境にして不況により化石燃料によるCO2の放出は鈍化している。
そして、1990年から現在(2005年)まではほとんど増えていない。
それにもかかわらず、1980年の後、大気中のCO2濃度はそれ以前よりも急上昇している。
つまり、大気中のCO2の増加は化石燃料の使用量には関係がなく、
別の原因によることになる。(129頁)


著者の主張は、明確である。

温暖化は、CO2濃度の上昇が原因なのではない。

気温の上昇が原因で、CO2濃度の上昇は結果だ、というものだ。

では、なぜ二酸化炭素が温暖化の原因物質として強調されているのか?

それは、原子力発電を推進したい勢力がいるからだ。

著者は、そういう。

二酸化炭素の大量排出が強調されることによって、
かえって大気汚染の問題が隠蔽され、原発が推進されてしまう。

このことの問題は大きい。

では、気温の上昇は、何が原因だったのか?

それは、複合的な要因だと、著者は考えているようだ。

温暖化そのものは自然現象かもしれないし、人為的な要因もあるかもしれない。

人為的な要因で著者が重視しているのが、化学物質による大気汚染だ。

二酸化炭素が温暖化の原因なのではないとすると、
環境保護運動のあり方も見直しを迫られることになるだろう。

京都議定書の評価も、変わってくるだろう。

その意味で、この本は、冒頭で述べたように、衝撃的である。

わたし自身はまだ判断に迷っている。

科学者たちによるさらなる研究と議論に期待したいところである。















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